追伸
(7/5)
エヴァンゲリオンの23話と24話を収録した「Genesis 0:12」を見たのでそれについて書きます。
TV版23話からのの主な変更点は使途との戦いにおける新シーンの追加のほか、レイやシンジの表情が描き直されている場面がありました。
いきなり零号機の背中から変なものが生えてきたのには驚いたが、綾波レイの「碇君と一つになりたい心」が零号機と初号機を結ぶ「使徒」の体を通じて具体的に描かれていたのは良かった。自分の手から綾波が生えてきて碇君の顔はひきつっていたけど・・・。(笑)
3番目のレイが自分の顔を鏡に映す場面や涙を流す場面の表情も描き直されていたけど以前の方が良かったと思う。印象的な場面なだけに今更描き直されても違和感があるのだ。
24話では、ゼーレのメンバーや使徒カヲルの会話が追加されていて、エヴァの謎にふれている部分が多い。リリスとアダム、ゼーレとゲンドウの関係もなんとなく解ったような解らないような。
ゼーレは偽りの継承者を始祖にもつ自らと人類に対する贖罪を行おうとしていた。
ゲンドウはアダムとリリスの禁じられた融合を果たして生き延びようとしていた。
カヲルがレイと接触した時の台詞「君は僕と同じだね」の後に「お互いにこの星で生きていく体はリリンと同じかたちへと行き着いたか」というのが追加されていて興味深い。リリスのサルベージされた魂を持っているレイと、アダムのサルベージされた魂を持っているカヲル、彼らは表千家と裏千家の頭目のようなものなのだろうか(笑)。北斗琉拳と北斗神拳とも言えるのかな(笑)。
カヲルはリリスの直系であるリリン(人類)が、異質のものであるアダムの分身エヴァンゲリオンを使ってまで生き残ろうとしていることを忌まわしく思っていた。しかしターミナルドグマにリリスがいるのを見てエヴァンゲリオン初号機は唯一リリスの分身であることを知り彼自身の役目を終える。
レイもその様子を見て自らの行動を決した。
・・・と見ることができる。しかし贖罪とは顔に似合わず謙虚な奴らだ。ゲンドウに比べればまだましなのか?。
「Genesis 0:12」で綾波レイの会話に追加されたところはないように思う。初号期のプログナイフで刺された零号機と初号機を結ぶ使徒が、シンジの体の中からレイの声を借りて「痛いの、痛いわ、碇君」と語りかける部分があるのみ。
TV版、及び映画版25話と26話が収録された「Genesis 0:13」、「Genesis 0:14」が8月と9月に相次いで発売予定ですが、TV番からの変更は無いみたいです。次回予告もそのままだったし(Airの予告はついていたが)GAINAXのホームページにも変更についての記述はない。ということは今回の「Genesis 0:12」で「新世紀エヴァンゲリオン」の制作的進展は最後ということになりますね。今後、「ガンダム」のように続編や外伝が出ないという保証はどこにもありませんが。(苦笑)
それと7月の下旬にエヴァの麻雀ゲーム(プレイステーション版)が発売されるらしい。うーむ、綾波と打ってみたい。でもプレイステーションを持っていないんだわ。
それはまあいいとして、何故、TV版25話と26話、映画版「Air」と「まごころを、君に」が混ぜ合わされて収録されているのだろうか。ちゃんと分けてほしい。常識的に考えてぜんぜんおめでたくないぜ(^^;。
エヴァンゲリオンを知ってからもうすぐ1年。エヴァを見るのは春の映画以来だったので「Genesis 0:12」を見ても、もう何とも思わないのではないかと考えていたのだが23話は良かった。映画をもう一度作り直せ!!・・・とまでは言わない。
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